
良いカメラを買って、お金をいっぱい使って、労働をして稼いで、生活して残ったお金で撮影地に赴いて、カメラで写真を撮る。僕はそんな生活をしているのだけど、やはり写真でご飯が食えるようになりたいと思うことはもちろんある。現実的に食えないから、物流の世界で生計を立てるために働いているわけで、カメラや写真とは無縁の世界でお金を得て撮っているわけですよ。
その中でTwitterでもInstagramでもリアルでも永遠の議題として挙げられるのが「いい写真」とは何か。僕も写真で本格的に食っていくってことを考えた時、人に買ってもらえる「写真」を撮る必要があります。ビジネスなので言ってしまいますが、購入者にとって都合が良い写真です。
部屋に飾っても待合室に飾っても店舗に飾っても目立たないのに惹きつけられるような写真を撮る必要が出てくるのです。そうなってくると現実的に良い写真というのはそういうものだと思いますが、実際には違います。残念ですが、それはビジネスにおいての良い写真であて、この定義が広すぎて、良い写真とは?となっちゃうんですよ。
家族の写真も愛犬の写真も友人、知人の写真も全て、僕からすればいい写真。ギャラリーに飾られた写真も、見せてもらった写真も、雑誌で見た写真も良い写真です。街中で煙草を吸っているおじさんの写真も、酔っぱらって動けない若者の写真も、駅前に捨てられた吸い殻の写真も、どこにでもあるような通勤ラッシュ時の写真も全て全てが良い写真なんです。
大判で撮ろうが、チェキで撮ろうが、何で撮ろうが、全て良い写真であり、結局は誰かが見て「この写真ええなぁ」って思わせた時点で「いい写真」の出来上がり。
その良い写真の幅や相性を良くなるようになるのが、機材選びなんです。ボディやレンズ…そういうものがしっかりと合うことで、良い写真が出来る可能性が高くなるのですが、お金もかかりますし、自由に楽しめばいいんじゃないかなというぐらいなんですけど。
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