
2022年7月初旬頃に、写真家がTwitterでつぶやいた「うまくなる方法。高いカメラを買う」で盛り上がったんですが、CanonやNikonと違ってLeicaというドイツのカメラメーカーが「LeicaM型」について触れられているんですよね。LeicaM型の現行デジタル機というのは、CanonやNikonに多く部分で劣っているところが確かにあります。しかしそれでもボディだけに100万円を出して購入していく層が存在することも忘れてはいけないし、僕も過去に持っていたことがあります。
Leicaと買って撮影していると性能への制限がかかります。但し撮影のしやすさや機能性はCanonやNikonよりも上と僕は感じます。何か拘って設定するわけではありませんし、オートフォーカスも付いていませんから、自分でピントを合わせる必要があります。つまりISO,シャッタースピード、絞り値、感性のみで写真に向き合っていきます。
Leicaは設定し、自動で選んでもらうってことをしないのです。
つまり写真と真面目に向き合っていくなら「100万円ぐらいのLeicaM型デジタルカメラ」も選択肢としてはアリなんですが、だからといって「上手くなる方法。高いカメラを買う」だけでは説明不足になってしまいます。LeicaM型の現行モデルなら分かりますけど、それ以外のカメラじゃいけないの?って話になります。
様々なカメラに乗り換えてきた僕から言いますと、Leicaだろうが、Nikonだろうが、Canonだろうが、やっぱしカメラはカメラなんだと。もっと深く突っ込むなら、写ルンです、スマホでも制限されているわけですから、写真家なら制限付きで上手い写真を撮ってみて欲しいってのが僕の意見です。高いカメラじゃなくても自分を追い込むことは出来ますので。
100万円のカメラを買ったとしても言い訳できないと仰る写真家もいたんですが「それでもLeicaの性能じゃ難しいな」って言い訳することは出来るじゃないですか。
高いカメラを買うと写真が上手くなる方法というのは、どちらでもないということが答えなんだと僕は思っています。好きなカメラを自分の身の丈に合ったときに買うのが一番です。
もっと言いたいことは、プロの写真家がTwitterという公の場で、火種になりそうなことを呟いていることに問題があるんですがね。火種っていうのはいい意味で発生するなら盛り上がって良いでしょうが、今回はどちらかといえば炎上側のマイナス面が大きいですね。よく思わない人からみれば離れますし、極論言えば批判する人たちが現れるし、この写真家を良く思っていない人からみたらいい餌。
あれだけお金を持っている青汁王子さんでさえ、SNSの在り方で悩み自殺未遂してるんですから、自分の発言に責任を持つということは写真家ブランドを守るためには必要なことなんです。特にお客様である企業のブランドだって傷つきやすい。
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