ライカユーザーだからこそ、もっと拘るならライカに拘らないこと。

Leicaを触った僕は、2022年になって遂にLeicaをやめる。最初に売ったのはLeicaM3。フィルムカメラを使うならLeicaM3だとか言っておいて、LeicaM3を売ってしまった。レンズに関しては売るのか、売らないのか分からないけど売る可能性はとても高い。売らないかもしれない。

僕はLeicaM10D,M10Pと触り、周りはLeicaM10M,M10Rを持っている。そういうLeica専門店のご店主にも世話になったのに、結果的にLeicaは今ズミクロン50mmF2が一本残っているだけ。写りを気に入って買ったはずなのに今では富士フイルムGFX50S2を使っている。

ライカユーザーになって分かったことはお金がかかることを言うけど、実際には「Leicaで学んだ写真の楽しさ」なんだと思う。他のカメラより価格は高い。でもそれでもファインダーの見やすさ、レンズの写りを気に入っているのであれば、Leicaも素晴らしいものだと思う。

ただ本当にライカユーザーと名乗るのであれば、Leica以外のカメラでも撮れるように努力してみることを忘れないで欲しい。

Leicaで学んだことは結果的に写真の楽しさだ。大判も中判もフルサイズも触ってみて、自分に合ったサイズを探せばいい。デジタルでもいいし、フィルムでもいい。本当に楽しいと思える写真を撮れるように頑張って欲しい。悩み苦しんでいるときに写真は上手いものが撮れるというが、その必要はない。楽しんで欲しい。

人生は一度きり。あなたらしい一枚を撮って欲しい。

だからこそライカである必要はない。ライカは写真の素晴らしを教えてくれる最高のカメラであるが、写真を楽しく撮るカメラであることは分からない。人生に合ったカメラで撮る最高の一枚こそ、本当の一枚だ。間違っても大判がいいぞ、中判がいいぞ、フルサイズがいいぞ、Leicaがいいぞ、ハッセルがいいぞ、Nikonがいいぞ、Canonがいいぞ、カラーがいいぞ、モノクロがいいぞ!ではないのだ。

あなただけに、あなたにしか撮れない、楽しんで撮った最高の一瞬を納めた一枚が、写真なのだと思う。

僕が写真8年ぐらいやってきて、分かったことは、この記事に書いた通り。Leicaが好きというか、写真が好きなんだと。その写真がLeicaで撮られたものじゃなくても面白い、楽しいなぁって思えるようになって、撮影している瞬間に感じるシャッターを押すときに感じる独特な空気が好き。

さぁ楽しもう。写真を楽しもう。

神無月 餅ブロガー&フォトクリエイター

投稿者プロフィール

長崎県佐世保市出身のブロガー&フォトクリエイター。カメテク代表。趣味は博物館巡り。

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