
2022年5月中旬、Twitterでカメラのセンサーを割ってしまった、というツイートが話題になりました。画像はCanonEOS1DXと、追加ツイートでブロアーの先っぽが三回ぐらい押し込んだ程度で飛んでいく映像がありました。
カメラのセンサーはデジタルカメラの心臓であり、壊れてしまっては意味がありません。修理するのにも有償の場合、数万円覚悟しなければいけない部分でもあります。
そうなりますとセンサークリーニングの方法はしっかりと考えてやらないといけません。
用意するもの
- センサーを清掃するカメラボディ
- 清掃する間に入らないようにするためのカメラやレンズに付けるキャップ
- 埃を吹き飛ばすブロアー
やっておくといいこと(気休め程度ですが、ある程度の大きな埃は床に落ちます)
- 部屋や作業場所の掃除は事前に済ませておき、埃が舞うことがないよう時間がたってからしてください。
- 掃除終了後、空気清浄機を起動させ浮いてしまった埃を取り除いておきます。時間がたってから埃が舞うことがないようにしてください。
- クリーニングをする前に、何度かブロアーを下に向けて吹きます。中の空気を入れ替えておきます。
他、器用な方であれば、クリーニングリキッドや綿棒、ペンタ棒などセンサーを直接掃除する方法もありますが、慣れていない方、不器用な方はカメラ専門店にご相談ください。
今回は、ブロアーのみでカメラ全部を綺麗にしていく記事にしておきます。これであれば不器用な方でも、慣れていない方でも、どこでもすることができます。
ボディクリーニング
ボディの埃やゴミをブロアーで吹き飛ばします。目立つ大き目のゴミがある場合は掃除機で全体を軽く吸い込んでしまうと効果的です。ボディを軽くアルコールで拭き、乾いた布などでアルコールを拭きとってください。アルコールはプラスチックを劣化させます。ブロアーで吹くだけでも構いません。
レンズクリーニング
レンズの埃やゴミをブロアーで吹き飛ばしますが外側はブロアーで、レンズ玉は軽く吹き飛ばす程度にしておいてください。レンズの中に入り込む原因になりますのでレンズの端などを吹くのはオススメしていません。外側のレンズ(前玉)よりマウント側の後ろのレンズ(後玉)の方が埃やゴミの影響を受けます(影響を受けますが、大きくなければ影響もありませんが…)
センサークリーニング
ボディの背面を上に向けて、マウント(センサー清掃する側)を下に向けて、重力でセンサーにゴミが入りにくくします。ブロアーを何度か下に向けて吹きだしてから、センサーに向けて軽く拭きます。取れるまで繰り返しますが、粘着があるゴミや埃が取れない場合は、諦めて直接清掃となります。