フィルムの失敗も面白い。「露出」「装填」など失敗しても撮り辞めないで欲しい

フィルムカメラを始める方は多くないでしょうか。平成の最初のころは僕の実家にフィルムカメラのフィルムが転がっていました。父親もNikonのカメラを持っていたし、兄弟の写真のほとんどがフィルムカメラで撮られたものだと思います。古くて使えないカメラ、壊れてしまったカメラは数多く存在しますが、未だにフィルムを通せば、写真を撮ることは出来ます。デジタルと違って、すぐに確認することができません。自分でピントを合わせないといけないものや明るさを計る機械を使うものだって存在します。

だからこそ、今魅力があるのかもしれません。ワクワク感、懐かしさ、ノスタルジックなものを撮るために使われているのです。でもフィルムカメラを使っても失敗することは多々あります。デジタルカメラよりも失敗しますが、失敗を愉しめる方に是非使って頂きたいです。失敗することを恐れずやってみませんか。

フィルムカメラだから起きる露出ミス

明るさを設定を間違えると明るすぎて真っ白、暗すぎて真っ暗ということがあります。カメラに共通して言えるISO、F値、シャッタースピードを正しく設定していないからです。フィルムカメラの場合はISO感度は固定になりますから、ISO感度が100や50と数値が小さいフィルムで撮ると残念ながら、暗いところでシャッタースピードが1/25など手振れする可能性が高い設定しなければいけません。

知らずと1/250など撮ってしまい、真っ暗になってしまうことがあります。対策としてはISO感度を上げる50や100ではなく200や400、800の高いフィルムを使います。ただISO感度を100しか持っていない、フィルムを使わなくてはいけない場合は、F値でF2や1.4など明るいレンズを使うことをオススメします。

対策を書きましたが、フィルムが既に入っているカメラでは、ISO感度を変えることは難しいです。F値も明るいレンズであるほど価格が高く持っているとは限りませんよね。

そういうときは諦めて撮ってみる。明るいものを撮ってみる。撮るのをやめるしかありません。

上記の写真をみて分かるように明るさ不足でも現像すると写っており、明るかった場所の像は確認できますね。暗かった場所は残念ながら像は確認できません。明るさ不足というのが問題です。像が写らないということは、どんなに像を浮かび上がらせようとしても像は出てきません。逆に明るすぎた場合は、像が写っているので暗くしてあげると像が出てくる場合があります。フィルムは光と薬品の化学反応です。化学反応さえ起こすことが出来れば写真を楽しむこと自体は出来るのです。

空と山を撮れば、どちらに明るさを合わせればいいか悩むかもしれません。失敗と言えば失敗ですが、雲の輪郭は出ているので成功といえば成功なのです。明るさが足りなくても、下記の写真のように明るい色のものを撮るとしっかりと写り、アクセントになります。

ただ真っ暗なところをただ明るさ不足で撮っても、像が出てこないので意味がありません。適度な光があるところで撮るようにしないと全て真っ暗になります。

装填ミス、最初の一枚は失敗している可能性もある

フィルムの一枚目というのは写っていない場合があります。この写真もその一回だったかもしれません。フィルムはマイナス2、マイナス1、1枚目、2枚目…となりますので、もしかすると下記の写真はマイナス1枚目かもしれませんね。フィルムの装填方法次第なので分かりませんが、撮れているようで撮れていない場合もあります。

失敗しても楽しんで撮る。失敗こそあなたにしか撮れないものだったり。

どんな方でも失敗することはある。写真家でも失敗することはあって、プロでも初心者でも失敗することがあります。何枚撮って何枚目で成功するかは分かりません。しかし失敗だと思ったのが成功することもありますので、まずは試してみる、楽しんでみる。誰かに見せてみる。相談してみるなど色々とやってみてから悩んでましょう。

人気ブログランキングに参加しています。お時間がありましたら、ぽちっとして頂けると励みになります。1日1回応援クリックお願い致します。
応援クリック(アクセス)をよろしくお願いします!今後ともよろしくお願いいたします。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
■にほんブログ村ランキング
ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村
■人気ブログランキング
人気ブログランキングへ

神無月 餅写真作家

投稿者プロフィール

かめてく代表、アマチュア写真家。大阪府堺市在住長崎県佐世保市出身。

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。

記事一覧

  1. 【第25回】気になるカラー写真:サックス、時計、足元、電話

    神戸北野の公園にある像はサックスを吹いている。 時計。 難波で足元を撮る…
  2. ファミリマートウマ娘コラボ「トウカイテイオーのはちみードリンク~はちみつレモン風味~」

    製造はチルドカップ製品を手掛ける静岡県にあるリフレカップ株式会社。ドリンク仲介販売はトーヨービバレッ…
  3. ハーブの力で花粉と黄砂「龍角散のどすっきり飴」

    龍角散の飴が良いぞ!という噂があったので、実際に購入してみました。美味しいというか鼻の抜けが良くなり…
  4. もはや朝ごはんに食べて欲しいぐらいのカロリー高め弁当。ローソン「洋風バラエティ弁当」

    ほうれん草とコーンの炒め物、ハンバーグ、チーズチキンカツ、豚の生姜焼きなど、みんなが大好きなものを、…
  5. 琵琶湖に浮かぶ猫がいる沖島をフィルムで撮影してきた。

    琵琶湖にある沖島に行ってきた。結構前の話でして、写真サークルの撮影会のメンバーとして参加しました。僕…
  6. 【フィルム作例】富士フイルム フジカラー SUPER G-100 Plus【富士フイルムの期限切れカラーフィルムを現像してみた。】

    富士フイルム フジカラー SUPER G-100 Plusについて 1997年4月に期限が切れ…
  7. 倉庫から出てきたLeicaの純正小袋

    Leica純正の袋が出てきました。サイズ感というとカメラのバッテリーを入れるような袋。サイズはすべて…
  8. ダンベルを続けること。上半身をしっかりと鍛える。

    ダンベルでトレーニングをする際に大事なことは軽いものから徐々に持ち上げて慣れていくことです。まず1キ…
  9. 写真や絵画などの芸術や美術に触れる文化はなぜ大事なのか

    写真や絵画に触れなくても生きていけるじゃないかという考える方は多くいるかと思います。 実際、僕も写…
  10. 誰でも出来る!猫背改善ストレッチ3種

    猫背を改善したい人のために調べて参りました。家でも職場でもどこでも出来ます。椅子に座って立ってでも出…

ブログランキングに参加しており、ぽちっとして頂けると励みになります。

1日1回クリックお願い致します。
クリックをよろしくお願いします!
—-
にほんブログ村 写真ブログへ
にほんブログ村
—–

写真ランキング

ご支援

かめてくは、皆様からのご支援で成り立っているブログメディアです。
様々なカタチでご支援して頂いております。
いつも本当にありがとうございます。

ご支援について

アンケートモニター登録

ピックアップ記事

  1. 税込1200円で国内560店舗以上を運営し、カット専門店「QBハウス」。僕も定期的に利用し、いつも一…
  2. 1個あたりに含まれている栄養素は「カロリー69k、たんぱく質6.2g、脂質4.7g、炭水化物0.6g…
  3. 大阪府高槻市にある摂津峡で写真を撮ってきたので、セレクトして写真を掲載しておきます。自然豊かなところ…
ページ上部へ戻る