九州新幹線を僕が嫌がっている理由
- 2021/11/6
- ヤクタチ

長崎県佐世保市出身の神無月餅です。今回の記事では九州新幹線という問題を取り上げてみた。
下記に図を置いているので確認しておいて欲しいんだけど、黒い線が現在予定されている九州新幹線の線路を書いてみた。
反対するだけでは、議論にはならないので、僕としての案も書いておいた。赤と紫の線だ。青い線は飛行機路線。
九州新幹線と何ぞやという話があって、簡単に言ってしまえば佐賀県新鳥栖駅から繋げずに、武雄温泉から長崎まで新幹線を通そうという意味不明な方法である。武雄温泉から新鳥栖までは在来線で繋げてしまう。
確かに30分ほど短くなるが、新大阪から乗り継いできた猛者たちが今更30分短くなったからと利用して得することはない。いや大村に空港を使えば安く早く移動出来るし、前乗りすればいいじゃんか。
新鳥栖駅に繋がっていないだけが問題ではなくて、乗り換えをしなきゃいけないのでロスが生まれてしまうこと。30分ほど短くなるといえどそこまでしてつなげる必要はあったかなと思う。距離がド田舎の端なんだから仕方ない。物理的に無理だ。
中間にある市、大村市には長崎空港がある。格安路線もあって関西空港から安い時は片道6000円の路線がある。考えて欲しい、時間に余裕があるビジネスマンにしろ観光客にしろ時間とお金は大事にしたいはずだ。わざわざ2倍以上払って、新幹線で30分短くなった程度で乗りたいか?ってなる。感覚的に近づいたな感じる周辺の県も、いや車で行くし…ってなるし、気候も文化もさほど分からない地域からすれば整備したところで行かない。
南側に偏り過ぎて、佐世保周辺は一切恩恵を受けないような気がする。北部を支えてきた佐世保が無視されなあかんねんと出身の僕としては納得がいくものではない。
じゃあ他に案あるん?と賛成派からぐちぐち言われそうなんだけど、黒い路線をやめて赤い路線である大村と空港を連結してしまうのはありだと思う。ちょうど中間地点なので文句は言われづらい。繋げたうえで紫の路線で特急を走らせ、北の佐世保周辺や南の島原方面もカバーできるから不満は減る。特急がないのであれば私鉄島原鉄道に特急ダイヤを組んでもらうなど補助金を出せばいいのではないかと思うし、高速バスを用意するなりすれば新しい雇用だって生まれる。
こんなにメリットがない交通インフラを推し進めるのには理由があって、工事することで生まれる莫大な費用が元請業者に落ちるし、推し進めた議員がにっこりとするからではないかって思う。果たしてどんな思惑とどんな結果が。