カメラやレンズの転売をすることを勧めない。ビジネスについて考えて欲しい。

お小遣い稼ぎに、副業に、カメラやレンズなどを転売する人が多くなりました。転売に対して多くの人があまり良い印象を持たれていませんが、道徳・倫理的な話を抜きとして、今からカメラやレンズを転売するのを勧めない理由を今回、記事にしてみました。僕の個人の意見ではありますので許してくださいね。
カメラやレンズを転売するメリット
カメラファンが多い
カメラというのはメーカーごとにファンが多く、レンズをコレクションしたいという気持ちがある。確かに車やバイクよりは転売しやすい。転売するのに何か法的な手続きがいるものではない。ファンの人口数はお金の動きと比例する。
コレクション性が高く、相場が高い
ファンが多いということはコレクションをする人がいる。つまり、これぐらいの価値があると数値化(価格)を付けられていることがあり、現在の価格の数倍に跳ね上がることもある。ガラクタと思っていたカメラやレンズが珍品であることもある。
モノは大きくないため場所を取りにくい
カメラやレンズといえど手のひらサイズのものやお弁当箱ぐらいのサイズと場所を取るかいえば、部屋の片隅や押入れに眠らせるぐらい大きさしかない。場所を取らないので自宅においておける。
カメラやレンズを転売するデメリット
仕入れ値が高い
この記事で重要といえるデメリット。仕入れ値が高いのは転売の問題点だ。大手カメラ屋というのはバイヤーを雇い、しっかりと業者間取引を行って利益を出す仕組みを手に入れている。初期投資で何十万円も用意出来るのかといえば難しいのではないか。
相場が高すぎて買わない
相場も高いため、そもそもカメラファンは独自ルートで手に入れたり、カメラ屋と交渉し値引きしてもらっている。カメラ屋として値引きしても利益が出るし、転売されるよりは継続的に来てくれるお客様の方を大事にするところもある。
型落ちすると売れない
カメラやレンズによっては型落ちすることで代用品が見つかり買わないこともある。珍品かメジャーなものでないと売れないのは当然である。
今更始めるには相場が高くなりすぎている
現時点でカメラやレンズの相場は転売の過熱によって高くなりつつある、今から始めたとしても仕入れ値が高いため、過熱する前から商売している業者の体力には勝てない。
相場が高くなるということはいつかバブル経済ような崩壊が始まると、損失を生むのは転売している側だ。カメラ屋は仕入れ値が元々低いため元の価格に戻せばいいだけだが、転売ヤーはどうだろうか?その分だけの損失を生むことになる。
カメラやレンズの転売を始める前に。
僕個人の意見なので、転売ヤーをやったからと儲かるとは限らないことを知って欲しいです。記事としてはめちゃくちゃですが、言いたいことが伝わればいいかなと。
まず仕入れ値が高いところ解決しない限り、転売ヤーとして終わるだけで搾取されるだけで終わると思います。相場に左右されない業界で、自分にしか出来ないことで付加価値を付けていくのがビジネスとして成立させるカギ。
生き残っている人は、その人にいしか出来ない技術やノウハウ、センスなどを持って仕事をしています。物を動かせば利益が出るのは当然ですが、1度きりでしかありません。
何度も繰り返すことを考えると常連のお客様がいるカメラ屋というのは強みなんです。転売ヤーでは常連客が出来ないので、体力勝負になりますので、そのあたり理解しているのかなと思います。